歯は抜かなくてよい時代に
Instagram投稿症例の殆どは“歯を抜く”と提示さたものです。
なぜ世界中の歯内療法専門医をはじめ1000名以上の海外の歯科医師が私のインスタをフォローされたのか?
それは最も信頼性があるCBCT画像で明らかに歯が治っているからです。
一般の患者さんにはCBCT画像で何が起きているのかはほとんど理解出来ないだろうと思います。しかし今では何が起きているか理解し合える世界中のスペシャリスト達とネット上で交流の場が出来、直接情報交換をするに至っています。
現代歯科医学に於いて有効といわれる治療の適応であれば、歯を抜かずに機能させる可能性があるのです。現在は歯を治すことより抜いてインプラントにするということが一般的に受け入れられ治すというニーズも歯科医師側・患者側にも薄れてきているのだろうと思います。
加えて、歯を治すということに対し公的歯科医療には歯科医学や経営資源に規制・制限やルールの縛りがあり標準的な治療を行うことでさえ困難な状況にあります。このような理由から治せるのに治せない状況になり歯を抜いてのインプラント治療が一般的になった経緯があると考えられ多くの歯科医院のホームページではインプラント治療が全面トップ項目に成らざるを得ないことになってしまったのだろうと思います。
口腔の健康、歯の健康が第一。万が一歯が痛んでしまったら可能な限りダメージを受けないように歯や神経を抜かずに治療をする。インプラントは歯科医師の敗北、最終手段とする。
保険診療でも現代歯科医学において有効といわれる治療が法律やルールの制限がなく歯科医師のスキル精一杯発揮出来歯を治せる環境になるよう希望致します。